学院長挨拶
学院長メッセージ
私達は石油や石炭など大量の化石燃料を消費して便利な生活をしています。しかし、地球温暖化問題と石油消費のピーク(ピークオイル)が静かに忍びよってきています。
この問題に対処するには、太陽エネルギーを上手に利用する社会へ転換することが必要になっています。このためには多くの人々の協力が必要です。太陽エネルギーを利用する技術と製品を供給する産業を拡大し、多くの人々の活躍する場所を作る必要があります。
私たちは、まず最初に太陽光発電の設計・施工者を育成することを目標に、京都エコエネルギー学院を設立しました。太陽光発電の今後10年間の普及目標は、現状(2010年時点)の20倍とされており、急速に増大すると予測されています。これは始まりに過ぎません。この先には再生可能エネルギーの大量普及、スマートグリッド、プラグインハイブリッドカー、電気自動車など、新しいエネルギーの時代を拓く夢が広がっています。
その夢を実現する仕事を担うのは皆さんです。ここで学んだ成果を生かして、新しい時代をご一緒に創っていきましょう。
京都エコエネルギー学院 学院長
株式会社システム技術研究所 所長
工学博士
槌屋 治紀
プロフィール
1980 年 効率向上と再生可能エネルギーによる日本のエネルギー自立 計画を研究、1990年 太陽電池のコスト低下を学習曲線により分析した。 エネルギー分析に関する論文多数。2007 年IPCCのノーベル平和賞 受賞に伴いIPCCから協力証書を授与された。日本政府の地球温暖 化対策に関する各種委員会委員をつとめている。
著書
- 「これからのエネルギー」(岩波ジュニア新書)
- 「エネルギー耕作型文明」(東洋経済新報社)
- 「エネルギーのいま・未来」(岩波ジュニア新書)
- 「燃料電池」(筑摩書房)
訳書
- 「解説 燃料電池システム」(オーム社)
共訳書
- 「ソフトエネルギーパス」(時事通信社)